2005年05月08日

みやざきの自然とは

「みやざきの自然」は、宮崎市在住の坂元守雄が、1989年に創刊した自然誌のタイトルである。

 その内容は、宮崎県の地理、地質、気象、植物の分布、森林の植生、河川、魚介類、野生動物、昆虫などのほか自然に関する随想、詩、短歌まで多岐にわたり、その大半が、各分野の専門家から寄稿された、極めて中身の濃いものとなっている。

 創刊号から20号までの編集、発行を個人で行った坂元守雄は、発刊の動機を次のように述べている。
「自然環境のために少しでも貢献するためには、まず宮崎県の自然や人と自然との関わりの実態を全体的に知ることが必要と考えた。
 しかし、宮崎県の自然について知見が得られるような図書は、公立図書館においてもほとんど見あたらず、大学や高校の先生たちによる調査報告書の類が散見されるだけであった。その後私は、一部の専門家の勧めもあり、自然誌を出版することの現実性、実現性を考えるようになった。」

 坂元は、発刊の計画書で、「自然科学、野外活動、環境問題、文芸、読者の5部門とすることにした。とくに自然科学部門は実態報告に努めることとし、紙面の過半を占めたい」と述べており、自然科学部門の論文が「みやざきの自然」を特徴づける編集となっている。

 この「みやざきの自然」は、創刊からの13年間に、毎年1号ないし2号のペースで発行され、2002年に第20号の発刊を区切りとして終刊となった。

 しかし、終刊後も、その存在意義を称え、終刊を惜しむ声が坂元に寄せられ、坂元自身も、宮崎県土の76パーセントを占める山地面積や日向灘などの自然環境を概観すれば、「みやざきの自然」が明らかにしたものは、まだその一部に過ぎず、宮崎県の自然についての知見を得るために、新たな活動を始める必要を感じていた。

 そこで坂元は、新たに賛同者を募り、「みやざきの自然」を個人の熱意だけで支えられてきた自費出版という形態から、活動の場をインターネット上に移し、20号の内容をデータベース化するとともに、続刊をWebという形態で公表することとした。

 それが、現在ご覧いただいている、新生「みやざきの自然」である。
posted by みやざきの自然 at 17:10| みやざきの自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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