2007年04月12日

高房台の森

坂元守雄(2007年 04月 12日)


 宮崎市から西方に台地が見える。高岡町から田野町に至る台地で高房台という。標高は約300メートル、宮崎市からは平坦に見えるが、現地は谷が複雑に入りこんだ山地である。昭和30年代前半まではこの一帯、約1500へクタ―ルの国有林に樹齢100年を超す照葉樹が繁茂していたという。30年代以降伐採が行われ、その大部分が消失し、スギ、ヒノキの人工林に代わった。現在は約100ヘクタールばかりの照葉樹林が残存し、そのうち、59,14ヘクタールが、ツブラジイ、スダジイ、イチイガシ、イスノキ、イヌマキの林木遺伝資源保存林として保護されている。

 保存林の一部は「高房台風致探勝林」になっていて、以前、高岡町のキャンプ場があったところである。谷の小川を挟んで照葉樹の高木が立ち並び、遊歩道もあって自然観察や森林浴を楽しむ格好の場所となっている。5月ごろからは、オオルリ、アカショウビン、サンコウチョウなどの夏鳥の鳴き声が聞かれ、秋にはヤッコソウも見られる。
 
 高岡町中心部から約4キロ、悪路の林道を行かねばならないが一度は見ておきたい郷土の森である。風致探勝林から南へ1,3キロの展望所からは宮崎市が一望される。

20070413130346.jpg

20070413130428.jpg
posted by みやざきの自然 at 16:54| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。